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「私のお気に入りの京都」「私のお気に入りの部屋」など「私」が展開する「私のお気に入り」シリーズの総本山。京都のことも書きますが、基本雑記です

【静岡県民必読】カフェイン中毒が本当に恐ろしい10のこと

 

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私が「慢性カフェイン中毒」と診断されて5年程経ちました。そんな今日、日本では中々見られない事件が話題となりました。

 

 

www.sankei.com

 

今日は、「カフェイン中毒」について、書いていきたいと思います。

 

目次

 カフェイン中毒ってなんなの?

 カフェイン中毒の種類

 「カフェイン」が入っているもの

 「カフェイン」が与える影響

 「カフェイン」の怖さ

 

 

カフェイン中毒について

 「カフェイン中毒になるぞー」と皆さん、珈琲やお茶を飲まれるときに言われるのですが、日本人はそもそもカフェイン中毒がどんな病気か知らない人がほとんどです。

 まず、カフェイン中毒は、精神病の一種です。カフェイン中毒は旧名で、カフェイン過敏症やカフェイン依存症が世間的な病名となっております。「依存症」というのは、「それを取らないと体が震えたり、幻覚を起こしたり」というレベルのもので、簡単に言うと麻薬に近い効果を持っています。

 しかし、日本人の場合、あまりに身近な飲み物にあるために、カフェイン依存症について世間一般的に知られることはありませんでした。

 

カフェイン中毒の種類

 カフェイン中毒には二種類あります。飲むことで急に死亡する急性カフェイン中毒、慢性的に飲むことで生じる「慢性カフェイン中毒」です。

 以外に知られていないのですが、カフェインには致死量があり、コーヒーで換算すると20杯とかそういったすごい量になるので、日常生活では気にされる方はほとんどいません。しかし、今回の「エナジードリンク」は、膨大な量のカフェインを意図的に添加してあるため、大量に飲むと致死量になってしまいます。(致死量は5000mlともそれ以上とも言われている)今回の方は、急性で亡くなられたのではないかと思います。ちなみに私も20代男性です。

 

カフェインが入っているもの

 私は静岡県出身で、コーヒーが大好きだったため、「慢性カフェイン中毒」と診断されました。静岡県出身の人は、慢性カフェイン中毒が多い傾向にあります。理由は、お茶を沢山飲んでいたからです。摂取量は1リットル/日ほどでした。

 

 昔、とあるテレビ番組で「お茶は体に良いものだ」と宣伝し、それ以来、家族どころか静岡県民皆が皆いいものだと思い込んでいましたが、私の思い込みとは裏腹に、「カフェイン」の恐ろしさというものをこの時初めて知りました。

カフェインはお茶、風邪薬(無水カフェイン)、コーヒーなどに含まれます。それだけでなく、トクホ系の飲み物、コーラ、眠気覚まし系の食べ物、飲み物にも含まれます。

 

カフェインが与える影響

 1.利尿作用

  トイレに行くことが促進されます。カフェインを早い年齢のうちに大量に取ると、成長が遅くなると言われています。これは、利尿作用が増えることで、体に重要な栄養素も出て行ってしまうのではと言われています。私のように慢性的にとっていると身長が低く、筋肉も少ない人間になってしまいます。カフェインはとらないほうがよいです。

 

 2.興奮作用

  体が非常に敏感になります。これは、カフェインが神経を過敏にさせているからです。眠気覚ましはこれが原因です。これは一時的なら良いのですが、慢性的になると麻薬のように量を取らないと効果が出なくなってきます。

 

 3.血糖値上昇

  血糖値が一時的に上昇すると言われています。これにより、うつのような症状が出るのではないかというお医者さんもいるくらいです。抹茶ケーキなどが甘さを感じるのは、苦味もありますが、カフェインにより、甘さをより甘く感じさせる効果があるからです。

 

 4.倦怠感

  2や3の状態が一時的に続けば良いのですが、体の神経が過敏すぎることや、血糖の上昇などで4のような倦怠感が現れます。

 

 5.燃焼作用

  3.の影響とも言われているのですが、カフェインには脂肪燃焼作用があるとされています。そのため、トクホ系の飲み物には多く含んでおります。つまり、厚生労働省公認でカフェインが多い飲み物を増やしていっているといっても過言ではありません。

 

カフェインの怖さ

 ここまで書いても、イマイチピンと来ない方が多いと思います。カフェインは身近にあるもの故に、怖さがわからないと思います。

 

1.寝れない

 カフェイン中毒が進行すると、夜なかなか寝れません。睡眠の質も浅くなります。

2.倦怠感がとれない

 倦怠感が常に感じられ、カフェインを取らないとやってられない感じになります

3.怒りやすくなる・神経質になる・頭痛になる

 わずかな音や刺激も過敏に感じられるため、疲れが溜まっていきます。

4.日本人のほとんどが自覚していない

 カフェインを定期的にとっている国民性のため、不眠や疲れ、怒りやすくなる、うつに似た症状の原因がカフェインとは気づきません。また、医者からの認知も低く、精神系以外だと風邪等の場合、カフェイン中毒かどうか問うことなく、風邪薬が処方されます。

5.日本人のほとんどが知らない病気

 ニコチン中毒やアルコール中毒は、知られているのに、カフェイン中毒は知られていないと思います。アニメの世界でも「ご注文はうさぎですか?」に出てくるシャロ位の認知度で、世間一般ではないです。カフェインは一週間経てば抜け、慢性中毒症状は抜けますが、1週間のうち、3日ぐらいは頭痛やめまいで風邪に似た状態が続きます。しかし、カフェインの過敏な体質からは抜けられません。

6.臨床データが少ない

 4.や5.のため、臨床データが少ないです。

7.うつや他の病気と間違われる

 4〜6のため、うつ病などの他の病気に間違われることがあります。(精神科医などはカフェインの摂取量を聞く医者もいますが、いない医者も多いです)例えば、デパス等の薬を摂取し続けてしまったことで、余計に症状を悪くしてしまう人等もいます。

8.治す方法は「やめる」以外にない

 4〜7のような原因もわかりづらい環境で、治す方法はやめる以外にありません。

これが長期化させている原因なのですが、1〜4も長年続き、うつに近い症状が続きます。

 

9.他の依存症とくっつきやすい

 ニコチン依存症の場合、カフェインの摂取も多い人がいます。アルコールの摂取が多い人の中にもカフェインの摂取量が多い人がいます。身近にあるため、他の依存症と併発しやすいのです。デパスなどの精神薬の場合は、デパスの量が増える→デパスの効果を打ち消すカフェインが増える→効果が薄く感じられる→さらにデパス→カフェインとデパス&カフェイン依存が出来上がってしまう可能性すらあります。

 

10.カフェインの表記が少ない&カフェインゼロはゼロではない

 カフェイン依存症になった後だと、カフェインの量を気にするのですが、最近では増えましたが、カフェインの表記が必ずされているわけではないんですね。しかも、カフェインゼロ緑茶とか書いてあっても「1g中に1ml検出されませんでした」とか書いてあるタイプが多いんですね。つまりゼロとは言い切っていない・・・。

 

 体がつかれている、頭痛、倦怠感がある、眠い・・など体や精神に悩みがある方・・カフェインを一度やめてみることをおすすめします。