【京都】タクシー運転手の京都観光案内スキルは天と地の差がある
旅行に行くとき、行き先のことを調べるのは、当然のこと・・・と思われがちですが、京都に行かれるときに「タクシーの運転手に勧められて」急遽変更した・・なんて話をよく聞きます。
以前、私の知っている女性(Aさんとします)で、ものすごく(ひどい)タクシー運転手がいたので、紹介します。Aさんとタクシー運転手は以下のような会話をしたとのことです。
A「清水寺に行きたいのですが、紅葉の時期(その日は12月第1週で見頃のところが多い)ですので、ほかにおすすめの場所はありますか」
何がおかしいかわかりますか? では、簡単におかしな点を紹介していきます。
1.永観堂から南禅寺までは徒歩10分ぐらいだが、南禅寺から清水寺まで徒歩はきつい。
2.紅葉の激混みシーズンで永観堂と南禅寺と清水寺を徒歩のみ3時間で回るのは不可能に近い
3. 清水寺に行きたいと言っているにもかかわらず、南禅寺と永観堂を紹介し、女性の足でいけると思い込んでいる点
1.永観堂から南禅寺までは徒歩10分ぐらいだが、南禅寺から清水寺まで徒歩はきつい。
まず、永観堂と南禅寺は、紅葉の時期外せない名所です。ただ、南禅寺は地下鉄「蹴上」周辺、平安神宮や琵琶湖疎水記念館付近にあります。
それに対して、清水寺は、横の通りだと「五条」、さらに鴨川より結構離れた場所にあります。おおよそですが、縦の長さ「駅3つ」分、横の長さ「駅1つ分」(かなりおおざっぱですが)はあります。
正直言って、女性が買い物や観光しながら3時間でたどり着けるのは、疲労を感じると思われます。
2.紅葉の激混みシーズンで永観堂と南禅寺と清水寺を徒歩のみ3時間で回るのは不可能に近い
まず、南禅寺は京都五山の一つで、「言わずもがな」のでかさです。水路閣と中のほかの寺院(金地院など)を見ていると、それだけで1時間は軽く吹っ飛んでしまうぐらい大きなお寺です。割と水路だけ見て帰られる方が多いので、それだけ換算すれば、1時間以内に行くことは可能だと思われます。
しかし、問題は永観堂なのです。永観堂は、キャパシティーオーバーになりやすい寺院で、しかも寺院内は、ほとんど一方通行。割と歩かされます。
非常に混んでいるため、人がはけることなく、渋滞の中、歩き続ける・・・そんなことになってしまいがちです。
「見るべきところを絞る」なんてことができない、初めての人に対しては、2時間は見積もっておきたいところです。(観光はそもそも目的意識が曖昧で行く人がほとんどだと思われますので・・・)
そう考えると、3時間ほどで南禅寺と永観堂をなんとか回れる・・のか??と言った具合になるのです。3時間で清水寺から南禅寺、南禅寺から清水寺まで行くのは、観光というより、素通りになってしまうのでは・・・と思ってしまいます。
タクシー運転手のスキル差と似た現象で、よく、旅行ガイドの本などで徒歩○○分と書かれていますが、個人的には、×2~3倍ぐらいに考慮することをおすすめします。
理由は2つありまして、一つは、あれこれ悩みながら迷いながら楽しみながら移動するからです。次に、混んでいるからです。徒歩○○分は、観光用に考えられたわけではなく、物件情報に乗っている感覚でみられることをおすすめします。
3. 清水寺に行きたいと言っているにもかかわらず、南禅寺と永観堂を紹介し、女性の足でいけると思い込んでいる点
歩くと疲れるので、歩きでの移動は、できるだけ避けた方が無難です。買い物やぶらぶら気分を味わいたい時にすることをおすすめします。京都の場合、ぶらぶら気分を味わう道が大体決まってきます。最短距離で行こうとすると、住宅街を突っ切る感じになるでしょう。
南禅寺~清水寺あたりを歩くのでしたら、鴨川沿いを歩き、祇園にある喫茶店等でいったん休憩して、清水寺は夜間拝観の時に行くことをおすすめします。そもそも距離が長いので、電車バス等の移動をすすめますね。(蹴上→三条京阪→五条→シャトルバスなど)
「観光気分を味わって旅行したいのなら、必要以上に歩かない。なぜなら、寺院に行っている時点でかなり歩いているから。」
以前、伏見稲荷に言ったときの話をしましたね。かなり歩かされるところ多いのです。
夜間拝観をやっている時期過ぎちゃったよ。もうちょっと早く書いてほしかった・・・と思われている方いましたら、申し訳ありません。。。